平成30年度盂蘭盆会
2018年07月12日
今年も夏のお盆の時期が近づいてまいりました。
龍雲寺では毎年お盆の入の初日(迎え盆)に新盆の方を始めとした大供養法要「大施食会」を近隣の僧侶も呼び盛大に行っております。
日本のお盆は、仏教の盂蘭盆会に神道の祖先崇拝や豊作に感謝するなどの農耕儀礼など古くからの様々な風習が合わさって形作られたと考えられています。
また「お盆休み」という慣習は、遠い昔、奉公人が主人から休暇をもらって田舎に里帰りする「藪入り」が起源であるという説や、仏教において地獄の看守も休みを取る「閻魔の賽日(えんまのさいじつ)」がお盆の時期だったことが影響しているという説があります。
お盆の風習は地域によって特徴がありますが、全国的な恒例イベントとなっています。長崎の精霊流しや京都の五山の送り火が有名な例でしょう。盆踊りも、はるか昔にお盆期間に踊って念仏を唱えていた仏教の行事が由来だといわれています。