重要文化財「鎌倉期の石塔」


龍雲寺が開山された鎌倉時代
佇みお寺を見守ってきた石塔

重要文化財「鎌倉期の石塔」

「鎌倉期の石塔」

龍雲寺の西側、歴代住職墓地にある五輪塔は左右並んで一対二基あります。疑石灰製でその身には 宇宙や自然のすべてを表す、宝珠「空輪」・半月「風輪」・三角形笠形「火輪」・円形「水輪」・四角形「地輪」で 構成されており、水輪の中央部には大きくキリークで千手観音菩薩と阿弥陀如来を表す梵字の種字が薬研堀りされています。 二基とも鎌倉時代後期の様相を残す為、貴重なものとされています。

「龍雲寺の宝塔」

十九夜堂の手前にある石造りの塔。塔身の四面には多・賽・佛・塔の文字が月輪中に彫られ、基礎の四面には 偈文を刻む台座と宝暦2年(1752年)9月28日建立の文字が見られます。いまから265年前のことです。 塔の下にはこの時代の人が納めたものと思われる、筆でお経を書いた小石が納められています。

関東平野と渡良瀬川の豊かな自然に恵まれた古都足利市。
栃木県の南端にある都心からアクセスしやすい場所。龍雲寺はそんな足利の東、
フラワーパーク近くの少し奥まった場所にある静かな歴史あるお寺です。

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